平成30年度第一学期終業式式辞

校長 澤山 陽一

 まず最初に、先日の西日本豪雨災害で被災された生徒の皆さん、ご家族の皆さんにお見舞い申し上げます。一刻も早く普通の生活に戻れるよう、学校でも精いっぱいの努力をしますので、不安なことや心配なことがある時は、遠慮なくご連絡ください。また、今回の災害で、生徒の皆さんには、学校の後片付けや、地域の様々な施設及び出身中学校などでのボランティア活動に積極的に参加していただき、本当にありがとうございました。各方面からお礼のお電話をいただきました。
 非常時において、私たちは、とかく「今まで大丈夫だったのだから、今回も大丈夫だ。」と思い込みがちです。この私も、平成7年に起きた水害の経験で、第2農場は浸水するかもしれないが、あれ以上のことは起きないだろうから、第3農場は大丈夫だと過信していました。ところが実際には第3農場も浸水し、最終的には校庭内にも水が押し寄せてきました。
 本校の歴史を振り返ると、校史年表に1943年、昭和18年7月21日に「4日間降雨連続し、大洲盆地は大湖水となる。校舎床上まで浸水し、公文書等流失。家畜等本館へ収容、後片付けに一週間を要す。」とあります。また11年後の、1954年9月13日には「台風12号襲来。校舎床上まで浸水、家畜を本館へ収容。」とあります。実は、ここ大洲地域は、70年の間に4回の大水害に見舞われているのです。この地に住む私たちは、今回の経験をもとに、災害に強い自分、そしてひいては災害に強い大洲をつくっていかなければなりません。みんなで力を合わせて、それを実現していきましょう。
 いよいよ明日から夏休みです。皆さんには、1学期始業式において、3つのことをお願いしました。 
 1つ目は、自分の命はしっかり自分で守ることです。今回の災害で命の危険にさらされた人もいたと思います。しかし、結局はこうして全員無事で終業式を迎えることができ、本当に良かったと思っています。今後も安全を心掛け、事故に遭わない自分を作り上げてください。
 2つ目は、常に「笑顔と感謝」の気持ちを持って生活することです。生徒の皆さんは、とてもよくできていたと思います。笑顔は気持ちをプラス思考に導き、感謝は豊かな心を育てます。
 3つ目は、人の話を集中して聞く力を身に付けることです。この点についても、よくできていたと思います。この調子で、今後も頑張ってください。
 この1学期は、皆さんの活躍により、農業クラブや部活動などで本校は多くの成果を上げることができました。本当にありがとうございました。
 夏休みは長いようですが、すぐに終わってしまいます。大事なのは、夏休みをいかに過ごすかということです。皆さん自身のさまざまな夢の実現のために、しっかり計画をたて、「いやなことやしんどいことから逃げない」強い自分を作り上げてください。
 細かい注意事項は、担任にお任せしていますが、夏休みの一日一日を充実させて、始業式には、お互いに生き生きとした笑顔で再会できることを願っています。